アカツツガムシとは『ツツガムシ病』を媒介するダニの一種。【画像有り】ツツガムシ病で死んでしまうこともある?!
『ツツガムシ病』という病気を知っていますか?時に人を死に至らしめることもある危険な病気です。ツツガムシ病の初期症状は風邪とよく似ています。そのため病気の発見が遅れてしまい、病状が悪化するといったことがあるようです。
SPONSORED LINK
アカツツガムシは媒介役
虫が媒介役となって病気に感染するケースは他にもありますね。参考
マラリアの媒介役を捕獲する画期的な方法アカツツガムシとは、日本に生息する100種類以上ものダニの一種です。ダニと聞くと住宅内のカーペットや布団、畳の中に住むダニを想像しますよね?それらはハウスダストの原因ともなる、これまた人にとっては有害なダニです。
しかしですね、今回のアカツツガムシは家の中には住んでません。川の付近や山、土の中に生息しています。そのアカツツガムシに刺されてしまうと、『ツツガムシ病』にかかってしまうことがあります。
その媒介役となるのが、この「アカツツガムシ」と他には「フトゲツツガムシ」、「タテツツガムシ」などがいます。
『ツツガムシ病』の主な症状とは
ツツガムシ病の初期症状は風邪とよく似ています。高熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などがあります。そのため「まぁ大丈夫か、市販の薬でも飲んどこ」的な感じで発見がおくれてしまいます。その後、体全体に赤く斑点ができます。刺された部位は赤黒く腫れ、しこりができます。重症の場合は、重篤な病気「髄膜炎」や「多臓器不全」などで患者が死んでしまうこともあります。
なので、急に高い熱がでて体中に斑点がでた場合はすぐに医者にかかってください。
アカツツガムシに刺されないために

ツツガムシは山や田んぼ、川のそばなどに生息しているので、里帰りなどで田舎へ帰って、子供と一緒に探検した時などは要注意ですね。
探検から帰ったあとは、すぐに服を脱ぎ、洗濯してもらい、体もシャワーを浴びるなどして清潔にしましょう。ツツガムシは人の体に張り付いてもすぐには刺さないようなので、普段のように清潔にしていれば大丈夫です。
それと、ツツガムシには有毒なものと無毒なものがいるそうですが見た目では分からないので問答無用で要注意です。←小さすぎて見えません(笑)
まとめ
ツツガムシ病は以下のことに注意していればよほどのことがない限り重症化することはないでしょう。- 山や森から帰ってきたらすぐに服を脱ぎ、体を洗う
- 上のような場所では肌の露出は控える
- 草や土の上に服などを置いておかない
- 高熱の後、発疹した場合は受診する
昔は抗生物質などがなかったので致死率が異常に高かったのと、原因が分からなかったので、ツツガムシ病にかかってしまった時は神頼みだったようです。ツツガムシ除けの御祈祷もあったようです。
6月~9月辺りはツツガムシ病に要注意です!